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ホテル代や風俗代も貯金に回せて一石二鳥ですよ」 実際、加藤さんはオナニー派になってから、年間の貯金額が200万円増えた

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ホテル代や風俗代も貯金に回せて一石二鳥ですよ」 実際、加藤さんはオナニー派になってから、年間の貯金額が200万円増えた

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 男も35歳ともなると、仕事でもある程度責任のある立場になり、結婚や子供の誕生といった人生の次のステップを歩み……と、言いたいところだが、中には次のステップへと踏み出せずに迷走し始める男性も少なくない。その具体的な迷走ぶりを紹介していこう。


◆オナニーで浮いたカネを貯金、賢者タイム活用で仕事も順調

加藤陽一さん(仮名・36歳・独身)

 オナニーはもちろんするが、それはあくまで女が抱けないとき。SEXができるならそれに越したことはないと考えるのが普通だが、広告会社に勤める加藤陽一さんは、36歳にしてついに気がついたと語る。「夢や希望が持ちづらい世の中で、オナニーこそ現代人にとって唯一許された幸福なんです」と――。

「10~20代の頃は性欲強力 媚薬が溢れ、ナンパに風俗遊びが常でした。でも、ヤった後は多少の満足感は得られるけど、結局残るのは虚しさ……。そして35歳で気づきました、同じ虚無感を味わうならば、年収も目減りする今、カネのかからないオナニーでいいのではないだろうかと。ホテル代や風俗代も貯金に回せて一石二鳥ですよ」

 実際、加藤さんはオナニー派になってから、年間の貯金額が200万円増えた。どれだけ「女代」に注いでいたかがわかる。それに一発抜いた後に訪れる「賢者タイム」を上手に使うことで、仕事の課題にも冷静に対処できるようになり、人生が好転したと豪語する。

「結局、ミッションを邪魔するのはすべて欲望。一度オナニーで排除することで、冷静に目的だけに向かって物事を遂行できる。大事なプレゼンの前は、ビデオボックスで一発抜くようにしています」

 彼女をつくってSEXする気はないのかと聞くと、「恋愛感情が絡むと面倒なことになるから、オナニー一択です」と菩薩顔で答える加藤さん。この、すごいオナニー信仰にも理由があるという。

「僕はもともと飽き性で、同じ女は抱けない性質。それもあって今でも独身なんです。だからこそ、ITの進化で登場した動画配信サイトの存在は大きい。『無料視聴30秒顔見せ』だけで抜く高等技術も身につけましたしね。オナホール・TENGAの存在も大きい。あれに挿入した瞬間、『女性器を超えやがった!』と部屋で叫びましたからね(笑)」

 相棒TENGAを愛でる加藤さんの表情には一点の迷いもない。


【こじらせ男の神器】

相棒のオナホールたち。中でも50回使えるTENGAこと、「FLIPHOLE」を愛用

イラスト/ただりえこ
― 35歳が分岐点[人生をこじらせた男たち]の共通点【6】 ―

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